
EY(イーワイ/英国)
ブランド概要
EYは、監査、税務、コンサルティング、M&A・企業戦略などを提供する世界最大級のプロフェッショナルサービスネットワークです。Deloitte、PwC、KPMGと並ぶ「Big Four」の一つとして知られています。
グローバル組織を統括するErnst & Young Global Limitedは英国で設立された保証有限責任会社ですが、各国のメンバーファームはそれぞれ独立した法人です。
主なサービス領域は次の4分野です。
- Assurance:監査・財務報告・信頼性保証
- Consulting:経営・IT・AI・デジタル変革
- Strategy and Transactions:企業戦略、M&A、事業再編
- Tax:税務・法務・国際取引支援
EYは「Building a better working world(より良い社会の構築を目指して)」を企業理念に掲げています。EY英国公式・企業概要
歴史
- 1849年:英国で会計事務所Harding & Pulleinが設立される。後にFrederick Whinneyが加わり、Ernst & Youngにつながる英国系組織へ発展。
- 1903年:Alwin C. ErnstとTheodore Ernst兄弟が、米国クリーブランドで「Ernst & Ernst」を設立。
- 1906年:スコットランド出身のArthur Youngが、弟とともに米国シカゴで「Arthur Young & Company」を設立。
- 1920~1970年代:両組織が欧米やアジアへ進出し、国際的な会計事務所ネットワークを構築。
- 1979年:Ernst & Ernstと英国系のWhinney Murrayが統合し、「Ernst & Whinney」が誕生。
- 1989年:Ernst & WhinneyとArthur Youngが合併し、「Ernst & Young」を設立。
- 2000年:コンサルティング部門をCap Geminiへ売却し、監査・税務・企業取引支援を中心とする体制へ移行。
- 2013年:ブランド名を「Ernst & Young」から、以前から略称として使われていた「EY」へ統一。現在の黄色いビームを取り入れたロゴを導入。
- 2019年:企業理念「Building a better working world」を中心としたブランド戦略を強化。
- 2023年:AI関連サービスと技術を「EY.ai」ブランドに統合。
- 現在:監査や税務に加え、AI、サイバーセキュリティ、サステナビリティ、企業変革などを世界各国で支援。
社名の由来
「EY」は、1989年に合併した2つの会計事務所の名称に由来します。
- E:Ernst & Whinneyを代表するAlwin C. Ernst
- Y:Arthur Young & Company
合併後は「Ernst & Young」という名称を使用していましたが、2013年に短く覚えやすい「EY」を正式なグローバルブランド名として採用しました。
ただし、グローバル組織の法律上の名称には、現在もErnst & Young Global Limitedが使われています。
ロゴのストーリー
現在のEYロゴは、黒または白の「EY」という文字と、その上部に配置された黄色い斜めの図形で構成されています。この黄色い部分は一般に**「Yellow Beam(黄色いビーム)」**と呼ばれます。
ビームが右上へ向かって広がる形は、前進、成長、エネルギー、未来への方向性を印象づけます。また、強い黄色を使用することで、伝統的で堅い印象になりやすい会計・監査業界の中でも、高い視認性と独自性を持たせています。
- 右上へ伸びるビーム:前進、成長、未来への挑戦
- 黄色:エネルギー、積極性、明るい未来
- 太いEYの文字:専門性、安定性、信頼感
- シンプルな構成:デジタル媒体を含む世界共通のブランド表現
2013年のブランド刷新では、社名を「EY」に短縮するとともに、ロゴの下に「Building a better working world」という理念を配置しました。黄色いビームは、EYが顧客や社会とともに、より良い未来を築いていく姿勢を視覚的に表現しています。
なお、図形や色が持つ細かな意味には、ロゴの形状とEYの企業理念に基づく一般的なデザイン解釈も含まれます。

